一般的に、お子さんが小さなうちはリビングで勉強しますよね。
実はこれ、とても効果的な勉強法なんです。
東大生へのアンケートでもはリビング学習をしていた人が8割を超えたというのも有名ですね。
そこで今回はリビング学習のメリットとデメリット、注意点などをご紹介します。
クリックできる目次
リビング学習のメリット
まずはリビング学習のメリットを見ていきましょう。
▶【東大生の親の9割が実践!】それは子どもの話しをよく聞いてあげることの記事はこちら。
安心感と適度な緊張感
小学校低学年くらいまでは一人でいるよりも、親と一緒にいる方が安心できます!
パパやママ、家族がすぐそばにいることで不安による集中力の低下を防ぐことができ、リラックスして勉強できるでしょう。
人間の集中力が一番高まるのは「リラックス・安心でき、かつ適度な緊張感があるとき」と言われています。
集中力が養える
リビングでは生活音や家族の会話が聞こえるのが普通です。
そういう中で勉強するには集中力が必要ですので、自然に養われていきます。
授業中は静かとは限りませんし、試験であっても衣擦れの音や咳払いなどがあります。
「勉強は静かな環境でさせないと」とこだわる必要はないでしょう。
すぐに質問できる
わからないことや聞きたいことが出たときに、すぐに家族に質問することができます。
学習を途切れさせることなく継続できるのは大きなメリットといえます。
学習状況を把握しやすい
ここからはパパママにとってのメリットを見ていきましょう!
まずは、子どもの学習状況を把握しやすいといった点が挙げられます。
「算数は得意だけど、図形だけは苦手」という発見があったり、学習に対する意欲や集中力の有無などを観察し、必要なアドバイスをすることができます。
ただし、監視しているような雰囲気にならないように気を付けましょう。
コミュニケーションの機会が増える
子どもの質問に答えること、また終わったあとに「どんな勉強してたの?」「わからないところはない?」等の会話をすることで親子の絆も深めることができます。
親子のコミュニケーションが活発な家庭は、親子間・家族間の不和とは無縁ですし、総じて子どもの学力も高くなっています。
子どもにとっても余計な心配事もなく不安が少ないため、勉強に集中できるというのが大事だということがわかります。
ただ、勉強中はこっちから話しかけて集中を途切れさせないよう配慮してくださいね!
リビング学習のデメリット
ここからはリビング学習のデメリットを見てみましょう。
テーブルが散らかる
よく言われるのは「消しゴムのカスが散らかる」というものです。
これは、「教科書や文房具・消しゴムのカスなど、テーブルの上を掃除をするところまで含めての学習」と教えてあげるのが良いと思います。
手元が暗くなる
学習机であればライトがありますが、リビングでは部屋の蛍光灯だけです。
不自由する暗くはないでしょうが、教科書やノートが影にならないように気をつけてあげましょう。
姿勢が悪くなる可能性
ダイニングテーブルは幼児や小学校低学年の身体の大きさには合わない可能性があります。
イスが高すぎるのも実はよくないんです!
足が床に着かずにブラブラしてしまうと集中力が低下しますので、踏み台を用意してあげましょう。
叱る回数が増えないように注意を!
「また同じところを間違えてるよ!」など、小言が多くなってしまうことも考えられます。
否定的なことばかり言われて学習意欲がなくなってしまっては元も子もありません。
勉強だけでなく、パパやママが嫌いになってしまうということだってありえます。
逆に、よいコミュニケーションが取れれば家族の絆を深めることにつながりますので、「ほめる」「よいところを見つける」を意識しましょう。
「リビング学習中は叱らない」というルールを設定するのもありです
勉強しやすい環境を作る
学習机やライトスタンド
これまで見てきたようにリビング学習の効果を発揮するためには、環境づくりが大切です。
スペースがあるなら学習机を置いてしまえば「手元の暗さ」「イスやテーブルの大きさが合わない」という問題は解決しますが、なかなかそんなスペースはありません。
ただ、手元の暗さが気になるようでしたらライトスタンドを置いてあげる程度はできるかと思います。
家族の協力
家族の協力も不可欠です。
子どもが勉強している隣で、誰かがソファで横になってテレビを観ていたり、大声で笑っていたら子どももかわいそうですね。
一緒に本を読んだり、新聞を読んだりして過ごせればベストです。
▶【自宅学習と習い事を徹底比較】そのメリットとデメリットを徹底比較の記事はこちら。
まとめ
これまで見てきたように、リビング学習にはメリットもデメリットもありますが、デメリットは大きなものではありません。
環境を整えてあげるだけで、ほとんどが解決します。
今は、むしろリビング学習がスタンダードになりつつありますし、小さいうちは親子でたくさんのコミュニケーションを取ることが何よりも大事です。
円滑なコミュニケーションが取れている家庭は、子どもも真っ直ぐ育つ傾向が大きいです。
リビング学習、可能な限り取り入れることをおすすめします。
コメント