減点主義は親も子も苦しめる!足し算でポジティブ子育て!

子供や家族を最優先するあまり、あなたの笑顔が減っているなんてことはありませんか?

家事に育児に一生懸命になると、どうしても自分自身のケアは後回しになってしまいます。

笑顔で過ごすためにも、ストレスをため込まず、自分の心と体も大切にしていきましょう!

マスト思考と「さよなら」しよう!

「子育てって苦しい」「そりゃ楽しいこともたくさんあるんだけど」

こんな風に思っている親御さんも多いですね。

理由はさまざまありますが「きちんとしつけしなきゃ」「親はこうあらねば」「育児はこうしないといけない」というマスト思考にとらわれていませんか?

人に迷惑をかけてはいけない!

こう教えるのは素晴らしいことですし、きっとその思いを子どもは汲んでくれ、よい子に育つでしょう。

ただ、これを強く思えば思うほど、苦しみの原因になってしまうケースがありますので注意してください。

きぃパパ
きぃパパ

子育てにおいては、マイナスに働いてしまうこともあるのです

たとえば「人に迷惑をかけない子に育てるために、きちんとしつけなきゃ」と叱る回数が増えてしまう、「自分でやらなきゃダメ」「ごはんはこぼさずに食べなきゃダメ」「きれいに片付けなきゃダメ」とダメ出しが増えてしまう。

そういう風に育てられた子が自分に自身を持てるでしょうか。

親も子供も他人と比べない

また、親自身も「私は親なのにきちんとできていない。私は失格だわ」と必要以上に自分を卑下するのはやめましょう。

「同じクラスの〇〇ちゃんはきちんとできてるのに」「あのママはいつもきちんとしている」と、他の親と比べるのもよくありません。

子どもも親も他者と比べても、いいことなんて1つもありません。

よそはよその、うちにはうちのいいところがあるはずです。

頑張っていない人なんて、いない

あなたは毎日精いっぱいやれることをやっているはず。

それなのに「きちんとできていない」なんて思うのは大間違いなんですよ。

あなたはあなたなりに全力で頑張っているのですから。

きぃママ
きぃママ

これは子どもにもまったく同じことが言えます

子どもも毎日精いっぱい頑張っているのです。

元気いっぱい遊んで、言いつけを忘れてしまうこともありますが、それはそれだけ楽しい遊びに熱中したりしている元気な証拠。

減点主義ではなく、加点主義の育児をしよう

「あれもできてない」「これもできてない」という減点主義ではなく、せっかく親も子も頑張っているなら加点主義でいきませんか?

・朝起きることができたら1点
・朝ごはんを残さず食べたら1点
・食器を片付けたら1点
・宿題ができたら3点

このように、何かできたら点数を足していくのです。

パパやママなら「いつもなら怒ってしまう場面で怒らなかったら1点」と足し算しましょう。

お風呂に入りながら、「昨日は20点だったけど、今日は24点取れたね~」などと盛り上がるのもいいもんですよ。

言い換えも効果あり

また、「早く片付けないとダメ」「宿題やりなさい」と言ってしまうところを「さあ、片付けよう!」「宿題始めよう!」と前向きな言い方にしてみましょう。

言霊(ことだま)という言葉があるくらいです。

言葉を変えることは、考え方や気分を変えることにつながります。

いいマインドを保つために言葉を変えてみると、自分にもいい影響がありますし、子どもの笑顔も増えていきます。

できる範囲で、少しずつトライしていきましょう。

走っちゃダメ!➡ゆっくり歩こうね
早く寝なさい!➡そろそろ寝る時間だよ
早くしなさい!➡急いでもらえるかな?ママ困ってるんだ
そんな言葉遣いはダメ!➡きれいな言葉を使おうね
早く食べなさい➡〇時までに食べてもらえるかな。そうすると洗い物ができて助かるんだ

家族写真で自己肯定感が高まる

ここで興味深いお話しを1つご紹介。

子どもが何かを頑張っているときの写真や、家族みんなが笑顔で写っている写真を見えるところに飾ってみましょう。

子どもは、その写真を繰り返しみることで「自分はパパやママに大事にしてもらっている、愛されているんだ」と無意識のうちに認知し、自己肯定感が高まるそうです。

さらに、子どもだけでなく親自身も「この時は大変だったけど、なんとか乗り越えてきたな」「この頃は夜泣きが大変だったけど、がんばったな」と実感でき、親自身も自己肯定感が高まるということが研究でわかっています。

子供らしい時期はほんの一瞬

我が子は上の子がもう小学生なんです。

この前までは赤ちゃんだったのに。

3~4歳のころは毎日「パパ~、本読んで~」とねだってきましたが「もう遅いから寝よう」と断ってしまったことが何度もありました。

今は「本を読んで」とせがんでくることは、ほとんどなくなってしまい、もっと読んであげればよかったと後悔ばかりです。

「いま」も1秒後には「過去」になってしまっています。

「将来」のために「今」を犠牲にしない

「将来困らないように」との想いから、厳しくしつけをしたり、休日も習い事や勉強で忙しくさせてしまうこともあるかもしれません。

でも将来のために「今」を犠牲にしないでください。

親子で過ごせる「今」を楽しんでください。

その積み重ねが、子どもの将来の幸せをつくっていくからです。

子ども時代は、あっという間

子どもはいつだって「今」が1番かわいいものです。

「こうなってほしい」「こうしなきゃ」という想いは横に置いておき、ありのままの姿を受け入れませんか。

そして子どもだけでなく、ありのままの自分も受け入れましょう。

きぃパパ
きぃパパ

完璧な親なんていません

きぃママ
きぃママ

グチを言ったり、弱音を吐いたり、人を頼ってもいいじゃないですか

子育てを終えた方は例外なくこう言います。

「子どもはあっという間に大きくなった」「もっと育児を楽しめばよかった」と。

1人の人を育てるなんて、どんな大事業家もできない大仕事です。

そんな大変なことを毎日頑張っている自分をほめ、いたわり、励ましましょう!

長いようで短い子ども時代、どうか悔いの少ない育児ができますよう願っています。

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