はじめての赤ちゃんが生まれ、「慣れない育児は思っていたよりも大変だけど、子どもの教育はきちんとしてあげたい」
多くのパパママが、こんな風に思っています
同時に、ほとんどの方が「いつ頃からどんなことをしてあげればばいいのか」と悩んでいます。
私たちも始めはそうでした
わからないことや、調べなくてはいけないことも多くて大変でした
ということで、今回は赤ちゃんの知育について調べてみました
これを読めば、脳の発達のためにはどのような関わり方をすればいいのか、わかるようになっています。
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子どもの脳を発達させる関り方
それではさっそく、具体的にどのようにしていけばいいのかを見ていきたいと思います。
たくさん話しかけること
まずはたくさん話しかけてあげること。
0歳や1歳では当然ながら、しゃべることも字を読むこともできません。
しかし、周りの言葉や音は聞こえています
たくさん話しかけて、多くの言葉を聞かせてあげることが教育の第一歩となります。
キャッチボールはできなくても、声をかけてあげることが脳を活性化させます。
赤ちゃんは話しかけられることで、言葉を習得していきます
また、たくさん話しかけられて育った子は、そうでない子に比べて言語能力は当然高くなっています。
小学校に上がる頃になると、読み書きの能力差はさらに大きくなっているというデータがあります。
「反応がないのに話しかける言葉がそんなにたくさんないよ」という方もいますが、思ったことを話しかけてあげてください。
赤ちゃんのころパパとママがいっぱい話しかけてくれて、うれしかったよ
「今日は暑いね」「ごきげんだね」「オムツ替えようか」「そろそろミルク飲もうか」など、とにかく話しかけてあげることが大切です。
ただし、誰かの悪口やネガティブな話題などはさけるようにしましょう。
絵本の読み聞かせ
絵本の読み聞かせも「脳の活性化」「脳の神経細胞の発達」という点で考えれば、欠かせないものの1つです。
先ほどの「話しかけ」以上にいろいろな言葉を耳に触れさせることができるからです。
読み聞かせでは、普段の生活ではなかなか使わない言葉も聞かせることができますよ
絵本の選び方については、この時期は色使いやコントラストがハッキリした本がおすすめです。
月齢に応じてプロが選んだ本を自宅に届けてくれる絵本の定期購読サービスもあります。
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抱っこ・スキンシップ
「皮膚から脳は育つ」と言われるほど、スキンシップは心身の成長に大きな意味をもちます。
スキンシップにより、オキシトシンというホルモンが分泌されます。
オキシトシンは「記憶力のアップ」「ストレスに強くなる」という効果があります
そして、生後1年の間にオキシトシンの影響を受けると、脳がオキシトシンを出しやすい脳になり、その効果が一生涯つづきます。
逆に、必要な時期にスキンシップの少なかった子は、攻撃的・衝動的になっているというデータもあります。
まさに、抱っこ・スキンシップは子どもの健康と教育の要ともいえる大切な行為です。
手や指を動かす
「手は第2の脳」とも言われているほど、脳の発達と大きなかかわりがあります。
それだけの数の神経が集中しているからです。
「記憶力」「思考力」「運動能力」などをつかさどる、大脳の発達を促すといわれています。
0~1歳ではたくさん指や手を使わせてあげることが大切です
手の届くものはすべて触ってみたいのが赤ちゃんです。
つかむ・にぎる・ひっぱる・押す・引くなど、いろいろな動作を体験させてあげてください。
「手づかみ食べ」にも意味があったんですね!
お絵描きやぬり絵・粘土あそびに積み木やパズルなどもおすすめです。
月齢にあったこと、子どもが好きなことをやらせてあげるとよいでしょう。
また、手先や指先を使うための知育おもちゃもたくさんあります。
ただし、小さなオモチャや部品には要注意です!
※赤ちゃんが飲み込めるような小さなものは危険ですので、くれぐれもご注意ください!
いないいない、ばあ!
おなじみの「いないいない、ばあ!」これが実は脳の発達にも効果があるんです。
ママやパパの顔が「いないいない」で消え、「ばあ」であらわれる。
「記憶力」と「予測」、それに「大好きなパパやママが現れる喜び」という要素が含まれている遊びです。
赤ちゃんの脳は刺激を受けるたびに前頭前野が発達します
前頭前野とは、理性をつかさどったり、記憶力や創造力に関係してくる部位です。
前頭前野が発達していないと、感情のコントロールが利かなくなり、意欲も失われていきます。
反対に前頭前野が活発だと、脳の回転が速くなりますので、積極的に鍛えていきたい部位です。
6歳までの知育が重要
知育については「早い方がいい」「そんなにあせる必要はない」と意見が真っ二つに分かれます。
しかし、脳はその90%が6歳までに完成することがわかっており、多くの識者が早くからの教育の重要性を訴えています。
いわく「うまれてから最初の1000日までが重要で、3歳になるまでの子育てを重視してほしい」と。
ユニセフが毎年、発表している世界子供白書ではこのようにあります
「子どもが3歳になるまでに脳の発達がほぼ完了する。(中略)わずか36か月の間に子どもは考え、話し、学び、判断する能力を伸ばし、成人としての価値観や社会的な行動の基礎が築かれる。生後の何年かは子どもの人生にとって、非常に大きな変化の時期であり、長期的な影響をもつ」
引用元 2001世界子供白書
脳の神経細胞の発達は知育のみならず、情緒の安定化にもつながります。
この時期の関わりが、「学校での成績」や「収入」はては「病気になりやすいかどうか」にいたるまで、今後の人生にも大きな意味をもちます。
タイミングを逃さず、たっぷり愛情を注いであげましょう!
まとめ
最後に、この記事のポイントをまとめておきます。
小さいころの脳の発達がいかに重要かというのは、近年の多くの研究から明らかです。
世界子供白書でも以下のように結論づけられています。
出生前や出生後の数カ月から数年間の子どもの暮らしに起こることの影響は生涯にわたって続く
引用元 2001世界子供白書
小さなころの関わり方が、その後の人格形成や学業の成否のカギを握るとされています。
この間にどれだけの愛情を注げるかは、無視できない影響があります!
もう1つ、「あれはダメ」「これはダメ」「危ないからそっちに行ってはダメ」こんな風にダメばかりでしばりつけると、子どもは知的好奇心を満たすことができません。
のびのびと子どもを育てていける環境を提供してあげたいものですね。
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