コロナウイルスの影響により、まだまだ外出などにも配慮が必要な昨今、読書の効果や絵本の読み聞かせの重要性にスポットが当たっています。
追体験という言葉はご存知でしょうか?
聞いたことはあるけど、ハッキリした意味はわからないわね
追体験とは
goo国語辞書より引用
「他人の体験を、作品などを通してたどることによって、自分の体験としてとらえること」
つまり、子どもたちにとって読書というのは、追体験ができる最高の教科書なのです。
乳幼児だけでなく、小学生にとっても有効です。
「絵本を読んでも聞いてくれない」
こんな悩みをお持ちの方は以下を参考にしてください。
▶子供を絵本に夢中にさせるには!こちらをご覧ください。
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コロナ禍で自宅で過ごす時間が増え、TVゲームの時間も長くなっている
コロナ禍では、子どもたちが本来ならば経験できるはずのことも、その機会が奪われてしまうことが多くなっています。
たとえば遠足や運動会等、行事を中止している園や学校も多くあります。
しかし、いろいろなことを吸収できるこのときに、様々な体験をさせてあげたいのは、パパママの共通の想いではないでしょうか。
その点、読書というのは自分のまったく知らない世界にふれられます
地域によっては、休園や休校になることもたびたびあります。
行事を体験できない子どもたちは、かわいそうの一言では片づけられないほどです。
しかし、小学生ではコロナでの休園・休校時にスマホやゲームの使用時間が増え、なかなか元に戻らない子も多くなっているそうです。
子どもの将来に影響しないことを祈らずにはいられません。
読書では数多くの追体験が可能になる
こんな時だからこそ、本を通じて多くのことを追体験させてあげましょう!
もちろん、実際に体験したものとは違うものになってしまいます。
しかし、「実際にやってみると、どんな感じなんだろう?」「きっとこんな感じなのかな?」と想像力をふくらませておき、コロナが落ち着いたら本当に体験してみるとよいのではないでしょうか。
すると子供たちのいろいろな感想を聞くことができます。
ママ、思っていたのと全然違ったよ
考えていたより難しかったよ
多くの想像をめぐらすためにも、それだけ多くの本を読ませてあげることが大切です。
アルピニスト・野口健さんの体験
アルピニストの野口健さんの体験をご紹介します
自称「フダつきの不良」だった野口さん、青春時代に登山家・植村直己さんの「青春を山に賭けて」という本に出合います。
落ちこぼれで自分に自信を持てなかった植村さんが、登山を通じて自分の価値を見出す内容に深い感銘をうけ、野口さん自身も登山家を志すようになります。
そして数多くの山々に挑み、当時最年少で世界7大陸の最高峰を制覇します。
読書を通しての追体験が大きな可能性を開いたのです。
コロナ禍の今こそ、多くの絵本で想像をふくらませてあげる
子どもというのは可能性の宝庫です。
私たちが自分のものさしで「この子には、これ以上は難しい」なんて決めてしまう必要はありません。
どの子にどんな秘めた力が隠されているかなんて、誰にもわかるはずがないのですから
私たちパパママが心がけたいのは、子どもが可能性を広げられるための環境を整えてあげることです。
絵本を使って子どもの想像力をふくらませることはいくらでもできます。
たとえば、まだ海に行ったことのない子に、海に関する絵本を読んであげます
そこで「海の大きさ」「海水のしょっぱさ」「波のこわさ」などを教えることができます。
数か月後、もしくは数年後に海へ行った時に
しょっぱいって言ってたのに、からいじゃ~ん
なんてこともあるかもしれません。
こんな風に思い描いていたものとの違いを体験できることも、素晴らしい教育です。
読み聞かせでは、外国へだって一瞬で行けちゃいます
いつだって大好きなお店屋さんになることもできます
たくさんの本を読んで、想像力をどんどんふくらませてあげましょう。
子供の能力をグングン伸ばす読み聞かせ方法
そして実は、子どもの能力を高める絵本の読み方が存在します。
それはダイアロジックリーディングと呼ばれる読み聞かせ方法です。
読み聞かせをしながら、途中で子どもに質問をしていくのです。
「これからどうなるんだろうね」
「このあとシンデレラはどうするのかな?」
「白雪姫は、この時どう感じたと思う?」
感じたことを、そのまま答えさせてください。
これを繰り返すことで、「読解力」「語彙力」「言語化する力」「コミュニケーション力」「集中力」など、社会に出た時に必要な多くの力を養うことができます。
こちらにについては、以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
子供の才能を開花させる一助になりますよ!
本を開くことは、子どもの可能性を開くこと
園や学校の行事で体験すべきことを体験できず、家にいる時間が長くなる。
そうなると自然と親子のコミュニケーションの時間も長くなります。
その時間をどう活用するかで、子どもの将来も変わってきます。
少しでも良質な読書体験を!
未来の宝に「心の栄養」を送ってあげましょう!
本を開くことは、子どもの無限の可能性の扉を開くことにつながるのです!
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