非認知能力が高い子どもには、どのような特徴があるのでしょうか。
やはり共通点がありました。
この記事を見つけた方はラッキーです!
年収や就職率に直結する非認知能力の高め方!
我が子のためにも必読です!
クリックできる目次
非認知能力とは何か?
そもそも非認知能力とは何でしょうか(よくわかっているという方は読みとばしてください)
非認知能力とは
・忍耐力
・自制心
・コミュニケーション能力
・集中力
・自己肯定感
・協調性
・創造性
・共感性などなど
上記のような、客観的な数値として表すことができない能力のことです。
「見えない学力」「心の力」などと呼ばれることもあります。
今ではIQ以上に重視する識者も多くなっていますね。
今後この流れはさらに加速していくと予想されます。
非認知能力と認知能力の違い
それに比べ、認知能力とは、読み・書き・計算などの学力やIQのことです。
つまり、認知能力とはテストをすることで客観的に点数として表すことができる能力です。
認知能力は点数化できる能力、非認知能力は点数化できない能力と考えるとわかりやすいと思います。
非認知能力が高い子どもの未来の可能性
近年、非認知能力が注目を集めているのはなぜでしょうか?
アメリカはミシガン州で、とある実験が行われました。
ほぼ同じような経済状況下におかれた子どもたちを対象に、質の高い幼児教育を受けた子どもと、そうでない子どもを比較し、以降40年に渡り、その状態(経済状況等など)を追い続けました。
すると幼児教育を受けた子どもの方が学業成績がよいという結果になりました
当然ながら所得も高く、また、逮捕者の比率は低いという結果が出ました。
非認知能力を高める努力をしないと、将来的にお子様が損をしてしまう可能性が高くなるのです。
非認知能力が高い子どもの特徴
非認知能力が高い子どもには、次のような特徴が見られます。
・主体性がある
・自制心がある
・協調性がある
・コミュニケーション能力が高い
・自己肯定感が高い
・粘り強い
「思いやり」や「社交性」「協調性」の高さなどが特徴といえます。
いわゆる人間力と呼ばれるものと捉えてもいいと思います。
非認知能力育成の重要性
もちろん認知能力も高いに越したことはありません
しかし多くの識者は「非認知能力こそが重要」だといいます。
たとえば、認知能力がバツグンに高くても、周りとコミュニケーションをうまく取れなければ社会では苦労してしまいます。
自制心が低い人が社会で活躍できるかと考えれば、疑問符がつくでしょう。
また、自己肯定感の低い人は、難しい課題に出くわしたときに「どうせ無理なんだ」とあきらめがちです。
こうしたことからも、社会の荒波のなかを生き抜いていくためには、非認知能力を高めることが重要だといえます。
非認知能力を高める方法
認知能力を高めるには机上の学習が中心ですね。
では非認知能力を高めるには、どうしたらいいのでしょうか。
詳しく見てみましょう。
遊びを通じて非認知能力を伸ばす
じつは日常の遊びの中で非認知能力を高めることができます。
いくつかの例をご紹介しましょう。
▶絵本の読み聞かせ:想像力、思考の言語化能力
▶ごっこ遊び:観察力、創造力、コミュニケーション能力、協調性、リーダーシップ
▶積み木:創造力、忍耐力、集中力、協調性
▶お絵描き・塗り絵:表現力、集中力
▶工作:創造力、忍耐力、集中力
【絵本の読み聞かせ】
絵本の読み聞かせは、耳から聞いた言葉だけで場面を想像することになります。想像力を育むのに最適です。
読み聞かせの途中で「この後どうなるんだろうね?」と声をかけてあげると、さらに良い効果があります。
想像力に加え、言語化能力も養うことができます。
実はこれ、欧米では当たり前のように取り入れられている「ダイアロジックリーディング」という手法です。
詳しく知りたい方はコチラをどうぞ。
【ごっこ遊び】
何かになりきる「ごっこ遊び」
これができるためには普段の観察が必要ですね。
観察力やコミュニケーション能力を養うのに最適の遊びです。
【積み木】
集中力や忍耐力を養うことができます。
友だちと協力して遊べば、コミュニケーション能力や協調性なども育まれることでしょう。
【お絵描き、塗り絵】
表現力や集中力を育むのに最適です。
塗り絵は「どうしたら上手に塗れるか」などを考える力や工夫する力も伸ばすことができます。
【工作】
粘土や紙、段ボールにトイレットペーパー。
いろいろな物で、いろいろな物を作りましょう。
どこをどうすれば、頭で思い描いたものに近づけるか、考える力や工夫する力、達成感等々さまざまな非認知能力を養うことができます。
習い事を通じて非認知能力を高める
遊びだけでなく、習い事を通じて非認知能力を伸ばすこともできます。
習い事を選ぶときのポイントをご紹介しましょう
習い事を選ぶ時のポイント
習い事を選ぶ際のポイントとして、子どもが「やりたい」と思うことにチャレンジさせましょう。
決して親が押し付けてはいけません。
自分がやりたいと思うことであれば、多少苦しいことがあっても乗り越えることができます。
そして、それは「困難を乗り越える力」や「自己肯定感の構築」につながります。
長く続けるために励まそう
また、長く続けることも大切です
思うようにいかないことがある中で、それを乗り越えていくための工夫と忍耐力も磨かれていくことでしょう。
すぐにやめてしまっては成功体験をつかむことができません。
そのためにも「習い事を自分で決める」という行為と「親の励まし」が大切になります。
非認知能力を高める習い事
それでは、実際に非認知能力を伸ばすための習い事をいくつかご紹介しましょう。
▶団体スポーツ:コミュニケーション、セルフコントロール
▶料理教室:段取りを考える力、美味しいと褒められれば自己肯定感もアップ
▶プログラミング:論理的思考力、忍耐力
団体スポーツ
野球やサッカーなどの団体スポーツでは、仲間と目標に向かって努力することの大切さを学ぶことができます。
さらには他者との関り方や意見の伝え方などのコミュニケーション力、思い通りにいかない時のストレスをコントロールする方法も見についていきます。
もちろん体力向上も期待できますよ。
料理教室
「美味しいよ」と褒められれば自己肯定感もアップ。
どんな習い事でも子どもの自己肯定感を高めてあげることが大事です。
理由が気になる方はこちら【自己肯定感の高め方】をどうぞ。
プログラミング
プログラミングは論理的思考力・数学的思考力を養うことができます。その他に、目標に向かって頑張り、やり抜く力なども育むことができるでしょう。
ちなみにプログラミングはイーラーニング研究所の「させたい習い事ランキング」で2位でした。
まとめ
非認知能力を高めるためには、他者との競争よりも、子どもの好きな分野を伸ばしてあげることにフォーカスを当てましょう。
非認知能力が高ければ、さまざまな場面で自分のもつ力を発揮することができます。
いくら優秀でも、非認知能力が低ければ、それを活かす機会を損失することも考えられます。
「これからはAIがさらに発展し、それにともない人間の代わりにコンピュータで代用する仕事がかなり増えることは確実です。
なぜなら企業で一番お金がかかるのは人件費なのです
人件費を削減できれば企業にはこれ以上ないメリットとなります。
しかし、人間にしかできない仕事があることも事実です。
創造力を発揮して新たなアイデアを出しあったりすることは人間にしかできません。
企業側は、これからは非認知能力の高い人を求めるようになるでしょう。
コメント